Raspbian で Cloud-init を使ってみる

Raspberry Pi 4を買ったので色々いじってるわけですが、OSは 標準の Raspbian を使ってます。

ちょっと興味があったので、Ubuntu server 19.10 を入れてみたところ、Cloud-init が最初から有効になっていて、初期設定がすごく楽でした。


「こっちもいいなぁ」なんて思ったんですが、fbterm を入れて日本語コンソールで動かしたら、なぜかフォントが 見切れてしまい 大変見づらかったので、Raspbian で Cloud-init 使えばいいんじゃないかなと。試してみることにしました。


Raspbianで cloud-init は apt でインストール可能です。

$ sudo apt install cloud-init cloud-utils


MicroSD の Fat パーティションに「meta-data」「user-data」を置くようにしたいので、その辺の設定が必要です。


/etc/cloud/cloud.cfg.d の下に 99-raspberry.cfg というファイルを作成して次の内容を記述します。

# configure cloud-init for NoCloud
datasource_list: [ NoCloud, None ]
datasource:
  NoCLoud:
    fs_label: boot  ←  ここに FatパーティションのFSラベルを書く


最後の行の 「boot」は、Fat パーティションの ラベルです。

ラベルは e2label コマンドで確認できます。

$ sudo e2label /dev/mmcblk0p1
e2label: Bad magic number in super-block while trying to open /dev/mmcblk0p1
/dev/mmcblk0p1 contains a vfat file system labelled 'boot'


まだ、試していないのですが、これで、cloud-init は FATパーティション直下の「meta-data」と 「user-data」を読み込んでくれる・・・はず・・・です。


今回はここまでにして、また次回、あとは、/etc/cloud/cloud.cfg の設定や、user-data の作成など、続きをやってみます。


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